2014年9月23日火曜日

ハグと抱っこ そして渡辺謙さん・・・


 今では、母にダメ出し連発の中一の娘が幼稚園のころの思い出。

 いわゆる公園デビューなるものも挫折して、ふたりで図書館へ行ったり、
散歩する毎日から、入園したとたんに、慣れない環境で母子とも緊張の毎日でした。
へなちょこなわたしも夜ぐっすり眠れず、何度も目が覚めたり…
 

娘は毎朝、ふとんをかぶって、行かない!と泣きながら訴えて、
何冊か、絵本を一緒によむと 気持ちが落ち着いてなんとか登園という毎日でした。

そして玄関を出ると必ず、だっこして!と言い出して、娘を抱っこしたまま幼稚園まで歩く
という姿に、近所のひとや幼稚園のおかあさんたち、おばあちゃんにも つっこまれつつ、
一学期が過ぎました。

そんな夏のある日に夢をみました。

まるで、映画マトリックスの預言者の家のような 普通っぽいけれど人が集まる場所
みたいな部屋にわたしがいて、渡辺謙さんと向かい合っていました。
謙さんは、
ぼくが、いるのを忘れているのかい?
ぼくがついてるから安心していいんだよ。
いつもきみたちのことをみているからね。
と言ってくれて、わたしは、
そうだ!わたしにはこのひとがいてくれたのに、なんで忘れちゃってたんだろう!
と思って、心からほっとしました。

そして目が覚めたときその安心感が夢のときのまま現実のわたしのなかにも残っていて
ほんとうにほっとしているわたしがいました。

そのあと家でのんびりした時間のときに
娘に、
あのさ、今は抱っこで幼稚園行ってるけど、
お母さんが抱っこしなくても ほんとは幼稚園行けるんだよ。
だけどその力がね、まだからだのなかで眠ってるんだよ。
きっとおきてくるから、そしたら、抱っこしなくても行けるから
だいじょうぶだよ。
と言ったら、娘は、うれしそうに
ほんと?
とにこにこしました。
わたしは、ああ、本人もつらいんだなあと胸がいっぱいになって、
ほんとだよ!
みんなが、なんか言っても、誰にも迷惑かけてないし、
おかあさんが、重たいだけだから、だいじょうぶ!
といってその話は終わりました。

そして二週間ほどたったでしょうか。
また抱っこして幼稚園にいこうとして何歩か歩いたところで
娘が
あのね、抱っこ、いい。歩いていく。
といいました。わたしは、
ふーん、そうなの。じゃあ、歩いて行こうね。
って なるべくふつうにして ふたりで手をつないで幼稚園に行きました。
それから、抱っこでいくことはありませんでした。

いつもいつもせっかちなわたしですが、そのときは
待ってよかったなあって思いました。

謙さん、見守ってくださってありがとうございます。
なぜ謙さんの姿だったのかわからないけど、
守護神とかその世界の方ですよね?きっと・・・


そんな娘も
おかーさん、なんでもうちょっともの考えてもの言わへんのよ!
あかんやん!
みたいなことに・・・(しかも毎回正しい指摘・・・)

でも、なぜかいまでも、ハグして!って言うのが不思議です。

写真は 3みたいな雲
3は、楽観主義という意味があるとか・・・

目に映るすべてのものはメッセージ
という歌がありましたね。

 

読んでくださってありがとうございます。
  
きなこ 

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